カロリー計算アプリ、My Fitness Pal(マイフィットネスパル)を使い始めて毎日の食事の入力も慣れてきたもので、ほとんど苦ではなくなりました。
バーコード登録ができ、PFCバランスも管理できるマイフィットネスパルはカロリーコントロールに欠かせません。
ところが致命的な問題が起こっていることに、私はしばらく気づきませんでした。
それは…
「米、パスタの栄養価が、水分を含まない乾いた状態のままで登録されている」
ということです。
マイフィットネスパルで注意すること:
- マイフィットネスパルでは検索結果が多すぎて、不適切な結果にミスリードされることがある
- 特に、白米、玄米(発芽玄米)、パスタ(乾麺)などの主食は、バーコードの読み込みの結果を採用してはいけないこと
- 「マイフード」で適切な栄養価を登録する方法
この情報を知らないと、常に摂取カロリーが消費カロリーを下回る状態になりますので要注意です。
間違ったまま使い続けると、どのくらいの差が出るかは以下の画像をご覧ください。
まったく同じものを食べているのに、登録が間違っていると数字上これだけの差が生まれます(↑)
なぜこんなことになるのか、どうやって回避するか、さっそく見ていきましょう。
マイフィットネスパルでバーコード登録すべきでないもの:それは米
私がマイフィットネスパルでした失敗:
米のカロリー登録を間違っていたせいで、丸一カ月にわたり目標カロリーを摂取できていなかった!!
実際は1500kcalしか摂取していなかったんです…
マイフィットネスパルは毎食一つずつの食材を登録すると、膨大なデータベースのなかから適切な栄養価が自動で選択される便利なアプリです。
カロリーコントロール、ボディメイクをする上で、なくてはならないカロリー計算アプリ。
基本は無料で使えます(トライアルは有料版も無料で使用可)。
マイフィットネスパル上での食材の探し方には
- 名前を入力して検索する方法
- バーコードでスキャンする方法
- 自分でオリジナルの「フード」を作成する方法
があります。
私のコメ問題は①名前検索、②バーコード検索で生じました。
名前検索では複数の結果から自分で選択、バーコード検索はピンポイントでその商品がヒットします。
名前検索では自分が食材の選択を間違えた場合、誤ったカロリーを登録してしまいます。
バーコード検索ではダイレクトに選ばれるので自分ではどうにもできません。
このことを念頭に、私がマイフィットネスパルを使っていて失敗した経験を画像付きで説明します。
マイフィットネスパルで失敗した登録方法
私の失敗は「玄米(発芽玄米)」と「白米」で起こりました。
初めての発芽玄米。
栄養価などはパッケージの裏に記載されているので、それも踏まえてチェックしながら登録します。
私のリピートしまくっている発芽玄米、「玄氣(げんき」。
玄米なのに無洗米で癖も少なく、炊きあがりももっちりとして美味しい。
裏には100g当たりの栄養価と、バーコード。
このバーコードをマイフィットネスパルで読み込みます。
マイフィットネスパルのアプリを起動し、
ダイアリー→フードを追加
右上のバーコードマークをタップ。
するとカメラが起動するので、
ある程度フォーカスが合うと、バーコードから自動で栄養情報を取得し表示してくれます。
それがこちら(↓)
100gあたり354kcal。
表示された栄養価はさきほどの写真にあったとおり、パッケージの裏に記載されているものと同じです。
ここまではOK、と言いたいところですが、この登録に問題がありました!
このカロリーや栄養価は米粒そのもののカロリーなんです。
ふつう、「ご飯」として食べるとき、水と一緒に米を炊きますよね?
米粒100gのカロリーと、ご飯として食べる100gのカロリーはちがうんです。
米粒カロリーで登録されてしまうとこんなにも差が!
論より証拠、今度は下の画像をご覧ください。
左側が私が手入力で登録したその名も「nanaseの発芽玄米」、右側がバーコードで読み込んだ「玄氣」。
フードを作成する機能で、「ご飯」として食べる方の米の栄養価をカスタマイズして作りました。(後述)
玄米としてカロリーの参考にしたのはカロリーSlim。
下の写真はこの記事を書いている今日の総摂取カロリーの比較です。
左が正しい方、右が誤っている方。(誤っているといっても、決して栄養価がまちがっているわけではないんですが)
「合計」は摂取した合計、「目標」は各栄養素の1日に必要な目標、「残り」はどれだけ足りていないか、オレンジのマイナス数字はオーバーしていることを指します。
上図ふたつとも、食べているもの、量はまったく同じ。
なのに玄米1膳150gを正しく登録しなおすと、左右でこれだけ差が出ます。
バーコードで読み込んだ米粒のカロリーの方は、すでに炭水化物の量が過剰になっています。
が、実際に私が摂取した量は左側、炭水化物が23g足りていない方なんです。
よく考えもせず、盲目的に信じていた私が悪いの…
「合計」はPFCそれぞれの割合の合計、「目標」は自分で設定したPFCバランスの目標です。
実際に食べた内容だとちょうどぴったりPFCバランスも確保できていますが、誤った数字の方だと青の炭水化物が54%と目標の50%を上回っていますね。
一見、PFCバランスが崩れているように見えますが、本当はちゃんとPFCバランス=2.5:2.5:5で摂取できてたんです。
これは結果オーライなパターン。
「あー、食べ過ぎちゃってる」と思いきや、きちんとバランスよく目標値まで食べられていた場合です。
実はカロリーが足りていなかった最悪のケース
最悪なのは次のケース。
「ちょうど食べているつもりで、足りてなかった」場合です。
三食、誤解したままの数字でカロリー計算するとこんな感じに(↓)
2560kcal食べたことになってます。
でも実際は、
目標値の1910kcalに満たない1735kcalしか食べてませんでした!!
1カ月以上この状態で過ごしてきちゃいました。
食べても食べても、そりゃ体重が増えないわけです…
大失敗…!
マイフィットネスパルの検索は同じ白米でも種類によってちがう
ちなみ、同じことは白米でも言えます。
検索枠に「白米」と入力すると、候補がずら~っと出てきますね。
元が英語のアプリなので、妙な単語がちょこちょこと出てくるのは置いといて。
候補の二番目、「ご飯(白米)」は一見よさそう。でも白米ご飯は1膳150gで252kcalが正解なんです。
正解の252kcalの「白米」は検索2ページ目に現れました。
(ちなみに1ページ目の「nanase白米」は私が後述するフードを作成で登録したもの)
白米だってパッケージのバーコードを読んだら、例の米粒のカロリーがヒットするもん
マイフィットネスパル:正しいご飯の登録の仕方「フードの登録」
このカオスなコメ問題をどうやって解決するべきか?
それは、
「フードの作成」をして、自分が食べる用のカロリーを登録しておく
ことです。
やり方は以下の通り。
ダイアリー→フードを追加。
右上の「マイフード」をタップ。
一番下の「フードを作成」をタップ。
ブランド名、説明、分量をそれぞれ好きなように入力。
私は、ブランド名「nanaseの発芽玄米」、説明「発芽玄米」、1人前の分量は「150」単位は「g」にしました。
毎食150gずつ食べるので、ここは固定で。内容量は「1」。
つづいて、栄養成分表にカロリー、炭水化物、タンパク質、脂質を手入力していきます。
カーソルの位置が非常にわかりにくいんですが、「必須」とか「オプション」とか書いてある部分をタップすると、カーソルが移動して数字の入力ができるようになりますよ。
発芽玄米はカロリーSlimの「玄米」の数字をそのまま代入。(発芽玄米の項目があればよかったんですけどね)
カロリー、炭水化物、タンパク質、脂質を入力したら右上の「保存」をタップ。
栄養成分表の下の方まであるビタミンやミネラルの値まで分かるなら入れておくといいですね。
(私はこの部分はさぼってます)
でも全項目を埋められるとは思えないので、未入力の項目があるうちに「保存」を押すと、写真のような「栄養情報の追加」のメッセージが出ます。
「いいえ、結構です」を選択すれば無事登録完了。
これであなたのための米ができあがり!
個人的にはマイフィットネスパルはとてもおすすめの無料アプリなので、ぜひ皆さんにも使っていただきたいです。
しかしこの恐怖のコメ問題は、使い始めたらまず真っ先に解決すべき!
米の登録は忘れないでくださいね!
まとめ
すごい初歩的なまちがいっちゃまちがいなんですけど、私のほかにもぜったい同じ失敗してる人、いると思うんです!
このまちがいはカロリー計算上、かなりのダメージです。
私は気づくのに1カ月かかりましたが(遅!)、気づかないでずっと続けるよりはマシかな…と。
本記事が(少数派の?)あなたのお役に立てれば幸いです!
最後までお読みいただきありがとうございました。
無洗米なのでとぐ必要なし、炊飯器の白米モードでも炊ける、超オススメな発芽玄米です!