「太れないことを本気で悩んでいる」と友だちや職場の年上女性に話すと、たいてい「嫌味?」と返ってくる。
太りたい人たちが痩せたいと言っても嫌味扱いされないのに、不公平じゃない?
どうしたら嫌味と思われなくなるのかなぁ
仮に相手が標準体型の人でも、潜在的に「痩せたい願望」があると思ったほうがいいです。
言い回しを変えて、認識を改めてみましょう。
大前提:
体型の話は、異国間における宗教や政治の話と同等の危険を持つと認識しよう
また、
一見して標準体型でも、「痩せたい」と潜在的に思っている人が多いので注意しよう
解決策:
- 「太りたい」じゃなくて「筋肉つけたい」が正解
- 体型の相談はできれば同じ体型の人にすること
大げさな、と思うかもしれませんね。
でもよく考えてみてください。
A国人とB国人、ふだんはどんなに仲が良くても政治や宗教への価値観が異なるのと同じ。
なのに共感を得ようと発信してしまうことで摩擦が生まれてしまい、お互いが傷つくことになってしまいます。
本気の「太りたい」が「嫌味?」と言われないための対処法
嫌味と言われないようにするにはどうすればいいでしょうか?
太りたいといったっておデブになりたいわけじゃないでしょう。
だから
「はあ? 太りたいって? 痩せられない人の気持ちもわからんくせに、無神経なやつだな!」
とウザがられてしまうわけです。
誰かに相談したいなら、「太りたい」「筋肉つけたい」が正解。
なぜ「筋肉つけたい」なのか。理由はこうです。
- ガリガリ女子に足りないのは脂肪のほかに筋肉で、筋肉が欲しいというのは嘘ではないから。
- ふつうの痩せたい女子はべつに「筋肉コンプレックス」を持っているわけじゃないから。
- ガリガリでも筋肉をつける(つけようと食事や運動の努力をする)ことで、結果的に脂肪も増えて体つきが整ってくるから。
筋肉が欲しいとか、筋トレしたいとか言えば、相手にとっても「他人事」なので角は立ちません。
むしろ応援してくれるかもしれないし、一緒に筋トレを始める、なんてこともあるかもしれない。
痩せたい人と太りたい人、目指すところは同じなのに住む世界が余りにも違うので、相容れることはありません。
しかし!
筋トレという共通概念があることで、唯一混ざり合う部分もあるのです。
もし、それでも「嫌味?」と言われてしまったらどうしましょうか?
ここは自分の発言が相手を傷つけたかもしれないと思って、すみやかに謝っておくこと。
そしてこの話は二度とその人にはしないようにしましょう。
あなた自身も不公平だとか怒る必要はありません。
体型の話は宗教と政治と同じと思ってください。
だれが、なにが悪いわけではなく、
のだと。
一定の距離を開けていれば共存できますが、一方が侵攻すれば戦争につながります。
相談するなら同じ痩せすぎ体型の人にしてみましょう。それが一番無難です。
同族がいないならだまっているべし。
「太りたい」が嫌味になる理由4つ
同じ体型の人に相談するのがベストですが、そうじゃない人に話す際は「太りたい」と言うから角が立つ。
「もっと筋肉をつけたいんだよね」が正解です。
体型の問題はすごくデリケートなので、
ことを理解しましょう。
それでは「太りたい」が嫌味になる理由を解説していきます。
①太れない悩みと大きい胸が悩みは同じ
「太りたいのに太れない」って悩み、「胸が大きくて困っている」という悩みと同じなんです。
私なんか胸を作るのに必死で、日々マッサージをしたりや大胸筋を鍛えたりと努力してますけども。
そんな涙ぐましい努力を必要としない、生まれ持って大きい胸の女性っていますよね。
彼女たちにも悩みがあるんです。
それが「巨乳ならではの悩み」。
こちらのサイトでは胸が大きい人の悩みが載っていまして、いくつかピックアップしてみますね。
- 人の視線が気になる
- ブラのサイズがない(←マジで!?)
- 姿勢が悪くなって肩こりがひどい
- うらやましがられて、悩みを理解してもらえない
- 水着が恥ずかしい
おお、なるほど。
確かにこれは困りそうだ。
うん、悩める巨乳さんたちの姿が目に浮かびますよね。
いや、ちょっと待てよ?
この悩み、どっかで見たことないか?
そうなのだ!
なんと、巨乳の悩みとガリガリ貧乳の悩みは本質的に同じなのだっ!
人って、ないものにあこがれるんですよね。
本人は真剣に悩んでいても、「持たざる者」には理解ができない。
なぜなら、それを経験したことがないから。
無いものなので想像もできない。
共感もできない。
たとえば巨乳さんたちは痴漢に遭いやすいそうです。
つらいでしょう。
これはわかる。
なぜわかるかといえば、私は貧乳ですが、それでも痴漢に遭ったことがあるから。
同じ経験をしていれば、巨乳さんたちの悩みや苦しみがよくわかります。
でも「ふざけて友だちにもまれるのがイヤ」とか、「太って見えるのがイヤ」とかは味わったことがないので理解してあげられません。
このように、私たちにとってはうらやましく感じることでも、当人じゃないとわからない苦しみというものはあります。
なので、ガリガリさんが「太れない悩み」を打ち明けても、経験したことがないと共感してもらえないどころか、
ということになっちゃうんですね。
②そもそもが圧倒的マイノリティー
今さらなんですが、太りたいと思っている女性はかなりの少数派です。
電車の広告を見てください。平積みされた雑誌の表紙を見てください。
書店ではわざわざ「ダイエット」のカテゴリーが作られるほど、痩せることへの需要がすごい。
- 食べて痩せる
- 着て痩せる
- メイクで痩せる
- 体幹トレーニングで痩せる
- (あやしい)サプリで痩せる
- 歯列矯正で痩せる
- 骨盤矯正で痩せる
- 「痩せたいあなたの」、「痩せるための」、「痩せポイント」、「カロリーゼロ」…
これだけダイエット関連のキーワードが多いのは、それほどまでに痩せたい人口が多いからです。
これは太りたいあなたの想像をはるかに上回る事態。
日本は痩せたい人たちに支配されているといっても過言ではない!
というのもアレですが、とにかくそのくらい圧倒的にマイノリティーなんです。
そりゃ、こちらがどんなに真剣に悩んでいたって、痩せたい人たちからすれば「嫌味?」と返ってくるのは仕方のないことなんですよ。
③相手を傷つけている可能性
あなたが太りにくいので悩んでいるのと同じく、痩せにくくて本気で悩んでいる人もいます。
そんな人は見るからに太っている人じゃなくて、私たちガリガリからすれば(もしくは太っている人から見ても)いたって標準体型であることが多い。
あなたはどんな友達や同僚に「太れない」悩みを打ち明けたことがありますか?
どんな人から「それって嫌味?」と返ってきましたか?
だいたい、あきらかに太っている人には言いませんよね、相手に嫌味ととらえかねられないから。
たぶん標準体型の、そんなに体型を気にしてなさそうな人に言ってませんか?
ここにトラップがあります。
日本ではどういうわけか痩せ型信仰がありまして、ガリ女さん以外の大方の女性は痩せ信者です。
(なかにはメイプル超合金の安藤なつさんみたいに、「痩せる気はない!」と自分の体型にアイデンティティーを確立している人もいますが。あれ、マジでカッコイイ)
誰から見ても標準体型で、ダイエットや糖質制限の話なんかしない女性でも、
ことは覚えておいたほうがいいです。
服に隠れている部分が「ヤバい」とのこと
そんな潜在的なニーズを無視して「太りたい」だの「太れない」だの発言してたら、相手を傷つけているかもしれませんよ。
だってつまらないじゃないですか、自分に関係ない話を延々とされても。
相手を傷つけないようにするのは大事なことですが、自分が傷つかないようにすることも大切です。
④事実、自慢したい人たちが一定数いる
なぜ嫌味ととらえられてしまうかと言えば、事実として食べても太らないアピールをしてくる人たちが一定数いるからです。
こういうの、
自虐風自慢
というらしいですね、昨今。
ガリガリかどうかは別として、実際細身の女性が「食べても太らないアピール」をしてきてウザい、と思われていることはあるみたい。
他人の不幸自慢ってのは確かにウザいし、めんどくさい。
で、とにかくそういう人たちが嫌味に拍車をかけているわけですよ。
自慢ととるか悩みととるかは受け手次第なんですよね
これはもうあなたがどうこうできる問題じゃない。
すべてあなたと関係ないところで起こっている出来事なので、キッパリと忘れましょう。
あなた自身が自分は違うと認識していればいいし、一定数いるマウンティング思考の方々と一切かかわらないようにするだけでいい。
まとめ
重要なポイントをおさらいします。
大前提:
体型の話は、異国間における宗教や政治の話と同等の危険を持つと認識しよう
また、
一見して標準体型でも、「痩せたい」と潜在的に思っている人が多いので注意しよう
解決策:
- 「太りたい」じゃなくて「筋肉つけたい」が正解
- 体型の相談はできれば同じ体型の人にすること
体型の話はとにかくキケン。
学生時代、友人のダイエットトークに巻き込まれて、黙ってるのに「嫌味だよね~」と振られて驚きました。
「痩せてていいよね」と言われたときには「筋肉が欲しい」と言ってます。
それでオールOK(^O^)
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各記事に太るための心構え基本的な考えなども載せているので、ぜひ参考にしてください(^▽^)/